先々週、自動車学校の練習場でスラロームや8の字走行を体験
先週は路上試験の予行演習。
この路上試験とは、私が二輪で前を走り後ろから車に乗った教官が無線で指示。
例えば
『はい、そこを右に曲がって』
『そこのロータリーに入り、二番目を右に曲がりなさい』
『Stop(止まれ)の標識を右に曲がって』
『はい、ここは70km/hをキープして走る様に』
『そうそう、私が前に行くから、左から追い越ししなさい』
こんな指示が無線機を通じて私の耳元へ。
これを約1時間実施。
やれやれと思いながらバイクから降りると、教官が走り寄って来て、
『とても上手いじゃないか? どっかで練習したのか?』
『いえいえ私は日本にいる時に限定解除し、ハーレーでもBMWでも限定無く乗れるんですよ。』
『じゃ、なぜイタリアの免許が無いのか?』
『何度も二輪免許があると説明したにも関わらず、イタリア交通局が忘れてたんですよ、二輪免許を』
『そうか、それは残念だったな、、(Mi dispiace)』
で、おしまい。こんなものです、イタリア人との会話は。
で、今日はその公式試験。
前回と同じこの場所で、まずはテクニカルチェック。
スラローム、8の字旋回、外周路、ギアチェンジと制動確認。
これがメインの試験項目。
バイクは会社で借りた660cc。
しかし、この試験場まで来るのにこのバイクに乗って来るんだよね、免許無いのに。。。。矛盾。
さてそんな事はおかまい無しに試験事前の練習風景を。
そうこうしているうちになんだが偉そう?な小太りおっさん登場。
見るからに官僚風で、想像通り本日の検査官。
いままで若者の練習に付き添っていた教習所のおじさんが即、彼の傍らへ。
試験コースを一周するのに2-3分。すぐ出番が回ってくる。
相変わらず、タバコを吸いながら時々コースをみて技量確認する程度。
はっきり言って殆どみていない。教官と話しているだけに見えるが、、、
で、私も自分の番になり、サラッとコースを走行。 何事も無くあっと言う間に終了。
他の受験者も程なく走行終了。
やれやれと思いながらヘルメットを脱ぐと、
『全員こちらへ集合』と検査官が言う。
『この書類にサインする様に、はい○○さん、△△さん。。。。』
で、私の番になると
『はい。ここにサインして。日本語でもいいぞ。』ってな雰囲気。
きっと一、二週間後かな、免許証が更新されるのはと思いきや、
『はいどうぞ!』と更新免許を配布!!!
試験を受けてから約5分しか経っていない。 ありえん。
つまりもう全員合格するという想定で準備してあったのではと思うが、、、
ともあれ、受験者は大喜び。
はい、こういう若い(私から見れば子供)メンバーと一緒の検定でした。
この若者たちはバイクではなくスクーター(50cc)の免許取得だった様ですが。
で、最後にみんなで一枚。
あー長い道のりだったなぁ〜。
今年の6月に申し込んで以来仕事の都合はあったものの約4ヶ月後の免許取得。
また一つイタリア生活の一部を体験。
退屈しません、ここの暮らしは。